2018年1月6日土曜日

サボテンちゃん




昨年インスタグラムでは

たくさんの応援をいただいていたので

サボテンのことをご存知の方も多いと思いますが

今日はそんなサボテンちゃんについて触れたいと思います


サボテンはわさびちゃんちの子



2017年最後の子猫保護になった

よつば・しばふの兄弟でした



保護して2日目のしばふ・よつば


【ご注意ください】

野良の子では、珍しくもない状況ではありますが

以下、見て辛くなる方もいらっしゃると

思いますので

あらかじめ、お知らせします






























上 サボテン 下 よつば


この子猫たちは

2017年にTNRをしたエリアの

最後の1匹が捕獲できず

7月に産まれた子猫たちです



お腹が大きいときから何度も試みましたが

その日の餌やりをやめてくれない方のおかげで

捕獲機には近寄りもせず

いまだ捕獲できていない母猫ちゃん





子猫が生まれたらしいと聞いたときは

唯一協力してくれる近所のご夫婦のおばさんと

父さんと3人で母猫さんの後を追ったり

近所に聞き込み

おばさんが案内してくれる隠れやすい場所など

捜索しましたが手掛かりはなし


1ヶ月も外に置いておくのは嫌でしたが

母猫さんが餌場に連れてくるのを待つことになりました




そして、1ヶ月ほどたち

5匹の子猫が餌やりさん宅に現れました




ここの餌やりさんも

協力的ではありませんが

妊婦猫や子猫が生まれたら

連絡をくださいとお願いしていました




しかし、そのお願いも子猫たちも無視され

協力してくれるおばさんが子猫たちに

気がついたのは数日後




その数日間に

子猫たちは猫風邪による体調不良で

どんどん衰弱


餌やりさんの話では

「もう育児放棄されて、1匹でいたんだわー」


これは

生後1ヶ月の子猫が外で

母猫さんのそばにいることもなく

ひどい猫風邪にかかり

それぞれがたったひとりぼっちで

夜風にあたり

なんとか耐えている状態のことを言っているわけです




連絡をもらい保護に向かいましたが

保護できたのは3匹

1匹は道路で倒れたのかカラスにやられ亡くなり

もう1匹は行方不明




サボテンも道路の真ん中で横たわっているところを

カラスが騒ぎ囲んでいたそうです




何日飲んでいなかったのか

このくらいの子猫なら、食べれなくても

母猫のおっぱいを飲んでいたら、まだ大丈夫な時期です

でも鼻がふさがり飲めなかったのでしょう


抱き上げたサボテンは骨と皮

どこを触っても冷たくて

においも出ていました



すぐに連れて行った病院で

できる治療はすべてしていただきましたが

多分、朝までは難しいと言われました


今だから言えますが

「亡くなった時、名前もおうちもないなんて・・・」

そんなことが頭をよぎり

父さんと急いで付けた名前

でも、生きていれたら

かわいいって言ってもらえる名前

そして強い名前

サボテン







サボテンは朝まで生きました

朝までのカテーテル給餌の際

少しずづしか入れられなかった

温かいミルクでも

おなかがいっぱいになる感覚が気持ちいいのか

穏やかな表情になったのも思い出します




しかし最期は決して安らかではなく

苦しんで苦しんで

もがいて泣いて亡くなりました

悲しくてわんわん泣いているみたいだった





ちょうど 父さんがドイツに行っていて

一緒にお別れができなかったので

この写真をメールで送りました



こうして

わさびちゃんちの子になったサボテンです



サボテンは

みなさんに存在も知ってもらえましたが

家の中だったか、外だったかの違いで

こうして亡くなっている猫がたくさんいます

本当に多いです


母猫さんといてもダメなんです

お薬やごはんが必要で

人間の力がいる


野良は野生ではないから・・・


と、父さんと母さんは考えます











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1 件のコメント:

  1. かあさん、サボテンちゃんのことブログにしていただいてありがとうございます。
    猫は人間に飼われる動物であり、イノシシとかタヌキといった野生で生きられる動物とは違う生き物だと私も思います。
    私の実家にいる3匹の猫たちも公園で拾ってきたり、捨てられそうになっていたところを引き取ってきた子たちです。今は私の仕事の都合で迎えることができませんが、仕事が落ち着いたら近くの保護施設にいる子を迎えたい、と思っています。
    1匹でも多く、暖かいお家に迎えられますように!

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